LIFEBOOK A579 ディスプレイ交換方法|同一機種からの移植で簡単修理【分解手順付き】
LIFEBOOK A579などのA57xシリーズのディスプレイ交換手順(同一機種からの移植)を紹介いたします。

通常、ディスプレイパネルの交換は本体を分解した上でパネルを取り外す必要があり、場合によってはベゼルを割ってしまったり、パネル自体を割ってしまう可能性もあります。PC修理に慣れていない場合、作業中にさらなる故障・破損が発生してしまう確率が高い作業です。
しかし、リースアップ品が多数流通しているLIFEBOOK Aシリーズであれば、NG品・ジャンク品から天板・前面ベゼルを含めて丸ごと交換することで、比較的容易にディスプレイ修理を行うことができます。
1. LIFEBOOK A57xシリーズを分解する際の注意点
LIFEBOOK Aシリーズは、2013年に発売された「A573/G」以降、筐体デザインに大きな変更が加えられていません。そのため、分解手順もほぼ共通しており、パネルを他のモデルへ流用できる可能性があります。
ただし、世代ごとに液晶パネルとマザーボードを接続するためのコネクターが異なり、採用されているパネルのメーカーや型番も異なります。したがって、基本的には同一名称のモデル(例:A538/HX、A579/BXなど)からディスプレイを移植する必要があります。
また、似たような型番であっても仕様が微妙に異なる場合があります。そのため、別モデルからディスプレイを移植した場合、最悪の場合は通電した段階でLCDパネルが故障する可能性もあります。
一方で、同一型番のモデルであれば、HD(1,366 × 768)の個体にFHD(1,920 × 1,080)のLCDパネルを搭載した個体からディスプレイを移植することも可能です。
2. 分解手順
この記事では裏のビスをすべて外したことを前提に説明をします。
まず先にキーボードと左右のスピーカーユニットを取り外す必要があります。


次に、アプリケーションボタンの基板をメインボードから取り外します。

Wi-Fiモジュール搭載モデルの場合のみ、アンテナケーブルも取り外します。ケーブルが細いため、勢いよく取り外そうとすると断線してしまう場合があるため、注意が必要です。

最後に、ディスプレイとメインボードを接続しているケーブルを取り外します。こちらもかなり断線しやすく、勢いに任せて引き抜こうとするとメインボードを破損する可能性があるため、丁寧に引き抜く必要があります。
その後、メインボード上部左右のネジ(合計4本)を取り外せば、ディスプレイパネルを取り外せるようになります。

あとは逆の手順で、修理する個体にディスプレイを移植すれば作業完了です。
3. 実際に分解してみた感想
他の機種でもディスプレイパネルの交換自体は可能ですが、前述の通り、基本的には天板やベゼルまで取り外す必要があります。近年は狭額縁ベゼルが採用されている機種も増えており、作業中にベゼルを割ってしまうリスクもあるため、PC修理に慣れていない場合はかなり難易度が高い作業です。
しかし、LIFEBOOK Aシリーズの場合、同一機種・同一型番の部品を用意する必要はあるものの、故障・ジャンク個体から天板・前面ベゼルごとそのまま移植することが可能です。そのため、慣れてしまえば短時間で修理することができます。
ただし、無線LANのアンテナケーブルやディスプレイケーブルは、丁寧に取り扱わないと断線しやすくなっているため、その点のみ注意が必要です。
まとめ
・LIFEBOOK A57xシリーズは、同一機種からであればディスプレイの移植修理がしやすい
・世代や型番が異なると、コネクターやパネル仕様の違いで故障リスクがある
・分解時はスピーカーユニット、アプリケーションボタン基板、Wi-Fiアンテナ、ディスプレイケーブルの取り扱いに注意
・天板や前面ベゼルごと交換できるため、通常の液晶パネル単体交換より作業しやすい
・アンテナケーブルやディスプレイケーブルは特に断線しやすいため、丁寧な作業が必要
分解・修理作業について
本記事の内容は、あくまで参考情報としてご紹介するものであり、分解や修理作業を推奨するものではありません。
実際の作業は必ず自己責任のもとで行っていただき、作業中の破損や故障には十分ご注意ください。
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